時間旅行

昨日、映画を見に下高井戸まで出かけた。

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お目当ては、「ミッドナイト・イン・パリ」

 

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下高井戸シネマ、そそられる映画多々。

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映画は21日まで。
劇場には10人そこそこのお客さんだったが、幸いなことに、笑いのツボが同じで、ときどき「合唱」した。
こういうのって、いいですよね。
みんな、ウッディアレンのファンなのだろう。
シニカルな台詞に、お客さんもうれしくなって、だからつい「合唱」になった、と思われる。

 

わたしは個人的に、

「これで、リライトの仕事断れるぞ」

とか、

「脚本家ってことばばっかりなのね……」

とか、心の中で大爆笑するシーンがいくつかあった。

出てくる主人公は、例によってウッディアレンの分身。
しゃべり方、どもり方も、「マネしてんの?」ってぐらい、似ている。
この俳優さん、「マーリー 世界一おばかな犬が教えてくれたこと」に出てた人じゃないかなあ。
作品によって、監督によって、これほども変わるのか。
俳優って、やっぱり不思議な仕事ですね。

久々にウッディアレンの映画を見て、大満足。
幸せな気分を、だいじにだいじに抱えながら、世田谷線に乗ってみた。

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世田谷線には、ちゃんと運転手さんと車掌さんがいるんだなあ。

時間旅行、できるとしたらどの時代に行くかな……。
でも、
「ウッディアレンと同時代に生きてるってのも悪くないよ」
と思った。
なにせ、わたし、マンハッタンのレストランで、ウッディアレンのクラリネット演奏をなまで聴いてるんですから!
「……これで、志ん朝の落語もなまで聴いてたら、後世に自慢できたのになあ」
だから、

気になるライブは行っておけ。

ですね。
三茶から田園都市線に乗り換え、渋谷へ。
「ピパル」、こちらも久しぶり。

 

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観てきたところの「ミッドナイト・イン・パリ」の話をあつくあつく語っていたら、亮介くんがいつのまにか、スクリーンに「アニー・ホール」をかけてくれてた。
ウッディアレンの彼女のなかでは、ダイアン・キートンが一番好き。
このファッション、今でもいけてるよなあ。

 

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ワインは、アルザス地方のリースリング。
これを飲むのも、この夜の決めごとだったのだ。
おいしかった、くせになりそう。
「オイルのかおり」という形容詞があるらしい。オイルって、オリーブオイルなんじゃなくて、石油系ですよ。
ソムリエ資格邁進中の亮介くんによると、『ねこのおしっこの匂い』とか、フランスワインには飲み物とは思えない形容がいくつもあるんだって。
「チーズのない食事は、ひげのないキッスと同じ」
なんて言う国だからなあ、フランスは。
愛とかセックスにたとえるのも傾向。
ソムリエの勉強してると、「マリアージュ」とか平気で言えるようになるそうだ。
試飲会に行くと、平たい顔したなんちゃってフランス人たちが「マリアージュ、マリアージュ」とつぶやいていて、そのなかにすっかりなじんでる自分にときどきはっとなるそうだ。

飲んでしゃべって、しゃべって飲んで、(お客さん少なかったから!)気がついたら日にちが変わってる。
ぷーらぷら渋谷駅まで行ったら、最終の山手線に間に合った。
渋谷発1時7分。

 

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こんな時間に、懸命に顔をはたくおんな。
今から時間旅行に?

わたしはまっすぐ家に帰り、ニッキーをぎゅっとしてから床につきました。

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