映画「我が家は楽し」

wowwowでたまたま観た映画「我が家は楽し」。
1951年松竹映画。
つましい家族の物語です。
父親は笠智衆。長女役は高峰秀子。恋人役は佐田啓二(男前!)。
次女はきっと岸恵子だな?
母親の妹役……名前はわからないけれど、脇役としてよく登場するたっしゃな女優さんだ。
……はて、母親役は誰なんだろう。

母と娘の心の通いがよいのです。
詳しく語りたいけれど、ぐっと我慢しましょう、ネタバレになっちゃうからね。
1951年と言えば、昭和26年。まだ戦後ですね。
母親は自分が果たせなかった夢を、娘にたくす。
まだまだ窮屈だけれど、女性も自由に生きられる、そんな兆しが現れた頃でしょうか。

物語の本筋とは離れますが……。
・まだ結核で死ぬことが珍しくなかったんだ。
・貸家の権利金が高いって言っている→少し景気がよくなってきて物価が上がった頃なんだろうか。
なんてことに気づかされる。
家の構図や着るもの……ああ、60年前の日本なんですね。

家を明け渡すと決まってから、次女が障子の張り替えをやっている。
母親は大家さんに、「あまりに汚かったので、新しく入る方がいやな思いをなさるといけませんから」と語る。
これも60年前の日本人のたしなみ。
今だったら、「どうせ出て行くんだから」というのが常識。
自分が去った後の家に、お金と時間をかけたりはしない。

それにしても、日本の母を繊細に演じているこの女優さんは誰なんだ。
映画を見終わった後に、検索したら……山田五十鈴だった。
はい、笠智衆のとなりに写っている女性ですよ。
ピンと来ます?
うまいはずですよね。

山田五十鈴は、1917年生まれ、現在94歳。
「芸養子は松井誠」と書かれた記事もある。
そう言えば、松井誠の公演を見に行って、明らかに山田五十鈴とわかる女性を客席に見つけたことがある。
「へえ、洋装なんだ」
と思った記憶がある。
2002年から女優活動をしていないようなので、わたしが見つけたのはもう10年以上前になるのかな……?

監督 中村登
原案 田中澄江
脚本 田中澄江、柳井隆雄
音楽 黛敏郎

若い岸恵子を当てて、ちょっとうれしい。
達者な脇役は……桜むつ子だった!
リアリストを上手に演じる人がひとりいると、作品はほんとうに引き立ちますね。

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