ライオンを飼う作家




 河伯洞は、火野葦平の父、玉井金五郎の建てた家。
 らんまは、昔の日本家屋らしく凝った彫りだけど、ただ美しいだけじゃない。
 なんか力強さがあって、見上げていると、
「こんまいことは、気にせんっちゃ」
 と言われているような気がする。




  これは、火野葦平が自宅の宴会に呼ぶための、招待状。
 「誘惑状」と書いてある。OMEDETO とも。
  誘惑されるのを喜べ、ってことですね。ウィット溢れる文面です。
  そして、左のような大宴会が繰り広げられていたよう。
  葦平さん、豪放で人間好きだったのでしょう。
  


 

 向かって右は伴淳三郎。左は、森繁久弥。
 芥川賞受賞作「糞尿譚」が映画化されたときに、一緒に飲んだのでしょう。
 その作品が見たくなりました。お三方、実に楽しそうです。

 この家で、火野葦平は、ライオンを飼っていました。
 ほんとに?!
 すぐそばに生き証人がいました。
 わたしを若松まで連れて行ってくれた同級生です。
 この向かいのお宅がお知り合いの家で、その二階から、火野家の縁側が見えたそうです。――確かに檻に入ったライオンがいた、と。
「子供心に、こんな生き物飼っていいのか、と思った」
 と彼女は語ります。ちょっと異様な光景だったんでしょうね。
 広い縁側で、子供のライオンとたわむれる葦平の写真もありました。
 葦平の死後、ライオンは動物園に引き取られたそうです。


 
 
 

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中