映画『犬と猫と人間と」を観に行く


 ニッキーを飼うまで、捨て犬捨て猫に関して、あるいはその殺処分に関して、わたしに十分な知識があったとは言えない。

 おそらくこのドキュメンタリー作品の監督、飯田基晴氏も、スタートはそうだったろう。
  映画は、ある老婦人から「映画をつくってください」と、依頼を受けるシーンから始まる。
 マイケル・ムーアが、過激な「セルフ突撃派」なら、この映画で飯田氏は、おだやかでニュートラルな「セルフ体験派」である。映画はそういうつくりなのだ。
 事実をまっすぐに描こうとすれば、当然痛ましいシーンも出てくるわけだが、笑える箇所もあるし、救われるエピソードもあって、2時間の上映時間は決して長くはなく、充実感があった。

 この人はうまい人だと思った。ちゃんと人間を描いている。視点がぶれない。 動物に関わる人たちの「するどい言葉」が全体にちりばめられているけれど、ここでは紹介しないでおきましょう。
 たとえソフトでニュートラルであっても、体を張って取材したことは、その言葉を引き出したことで証明されている。マイケル・ムーアなんのそのである。

 今、東京では渋谷のユーロスペースで上映されています。
 観に行ってください。
 動物を考え、人間を考える、たすけになると思います。
 この映画を観た後に、真夜中の六本木で不夜城のようにこうこうと明かりを放つペットショップに出くわしたら、今までと少しちがう感想を持つかもしれません。

 映画のタイトルは……  「犬と猫と人間と」

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