「縞模様のパジャマの少年」を観に行く

調子こいて、映画鑑賞れんちゃん。
今からこの映画、観に行きますけん……という人、あえてわたしは勧めません。
余計なお世話なんですけど……まっさらな状態でやっぱり観てみたいという人は、ここでお別れ。
またどこかで!




第二次世界大戦中のナチスの話であるけれど、イギリス映画らしく、救いのない結末だ。
ベルリッツの授業でイギリス出身の先生、
「そうよ、イギリスの映画は……炭坑が出てきて……雨が降ってて……それで結末に救いがないの」
depressing……と彼女は自嘲的に言っていたっけ。
彼女自身は、知的でチャーミングだったなあ……。

自国をテーマにした映画なら、それもいいだろうけど。
まさに、「自嘲」というテーストもある。
しかしこの結末、解釈によっては、ドイツにけんか売ってる。
「ほら、こんなひどい事するから、罰が当たったよ」
因果応報、と日本ではいいますが。
ドイツ人は果たして、どんな思いでこの映画をみるだろう。
フェアじゃないぞ。
……観ないかどうせ。

救いがない以上に、とても後味が悪かった。
最後のあのカット。サディスティックにさえ思えた。
あれは、監督の資質的なもの、生理的なものですね。
レイプをモチーフにするのが好きな脚本家のことを思い出した……。

「この気持ちのざらつきをどうしよう」
と頭をかかえながら、帰った。
思い出したくないのに……ひとりレビューしてしまったのは、職業的サガか?
……と細かなシチュエーションにおいて、「これアリか?」と疑問がいくつかわき出てきた。
ほんとうに「そういう状況」はあり得たんですか?と質問したくなるコト。
あの結末への伏線となったいくつかのことは、歴史的に正しいんですか?と確認したくなるコト、という意味だ。
原作は、イギリスのベストセラーということだが……。

映画館には、「好評につきロングラン決定!」とあったけど、日本人が、「ほんとにナチスってこわいわねえ」と単純に感動してるとしたら、なんだかなあ、である。
言うまでもないけど、あたしゃネオナチじゃありませんぜ。
戦争の怖さを、こういう手法で、こういう「気分」で描くことに、憤慨しているだけです。


 

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