大正生まれ


 戻り梅雨のようなきょう、7月24日は母の誕生日。
 そして、同じ誕生日のお友達がふたりいる。
 お三方へ、ハッピーバースディ
 ちなみに、母は大正12年生まれである。

 大正ロマンと言うけれど、モガ、モボを楽しんだのは明治生まれの人たちだ。
 大正生まれはというと、青春時代は、軍国主義一色だった。
 わたしが取材した、元従軍看護婦の女性たちはほとんどが大正生まれだったし、特攻隊で命を奪われた青年たちも、そうだったろう。
 母とひとつちがいの叔父は、学徒動員でとられ、戦後は数年シベリアに抑留されていた。
 戦後、大正生まれは、乳飲み子をかかえて食糧難を生き抜く。
 高度成長期の時代は、モーレツ社員の先頭を走った。
 そして今、老人福祉がますますお粗末になっていく日本で、病院からも早々に追われて、子や孫に肩身の狭い思いをしているのが大正生まれの人たちである……。

 平成がもう20年を過ぎたことを思うと、大正時代の15年とはなんという短さだろう。
 前々から「割を食った世代だなあ」と感じていたけれど、今後も大正生まれが脚光を浴びることはありそうにない。
 大正元年に生まれた人が100歳を迎えるのは、2012年。
 地デジの翌年なんですね……。
                
 46年前が前回の皆既日食だったそうだが、
「その前の皆既日食を知ってる。小学校4年だった」
 と母は証言している。
 ということは76年前? メディアは一切伝えてくれないけれど。
 今、日本の平均寿命を更新しているのは大正生まれと思うけれど、それはいつまで続くのか?
 大正生まれはめったにタクシーを使わない。
 いまだに重い荷物を平気で持つ。
 要するに鍛えられている。しかも成長過程では、「ヘルシーなもの」しか食べていない。
 だから長寿を支えているのではないか?
 これが後の世代となると、環境ホルモンに犯されまくってるわ、基礎体力はないわ、精子の数は少ないわ、すぐに「うつ」になるわで、人体としては劣化をたどるばかりである。
 大正生まれが死に絶えた頃には、平均寿命は下がりはじめるのではないか。
 その時こそ、大正生まれに光が当たるか。
「わたしたちは、大正生まれのように長く生きられない!」
 なんてね。
 「大正っ子」として、そんな日が来るのを見届けたいと思う、ヒガシである。

大正生まれ” への2件のフィードバック

  1. 懐かしいですね、
    ちらし寿司。
    もうあんまりつくってくれません(涙)。
    元気でいてくれるのはありがたいです。

  2. ちらちら・・・・・・
    ちらし寿司がちらちらいたします。
    お元気でお誕生日をお迎えで、おめでとうございます。

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