ほっけ伝説


 いくつになっても、自分の知らない自分ってあるもんだ。

 きのうの宴は、四谷三丁目「廣」(ヒロ0332250933)。
 地下鉄を三番出口から上がって、ヒグチ薬局のビルの2階。
 初めて行きました。
 10坪ばかりの家庭的なお店。
 すでにおじさん2組が、焼酎の水割りをからんころん鳴らしながら、箸を運んでいる。
 こういう情景にほっとするのは、自分がおじさん化してるからかしらん……。
 生ビールをひとくちいただいた後、お勧めメニューから、
「ほっけ!」
 と頼みました。と、
「絶対、言うと思った!」
 宴の相棒が言うではないか。クイズで正解を出したような、えらい誇らしげな顔で!
 
 学生時代の友人Hくんは、
「はまちのプールで泳ぎたい」
 と名言を残した。
 あたしも魚好きにはちがいないが、それほど「情熱的に」語る対象はなかったように思う。
 でも思い出した。
 いつか、下北沢の居酒屋でタミフルさんと飲んでいたとき、どうやらあたしは、ほっけのうまさを何度も口にしたらしく、
「ほっけにこんなに感動する女に初めて会った!」
 とタミフルさんが評したのである。
 そうか、あたしは……、
「ほっけが好きやったんやあ!」




 ゆうべの「ほっけさま」は、灰のなかでうまさを封じ込めた代物で、
「ふふ、お口に合うかしら」
 と奥ゆかしく登場しつつも、実は脂ののった豊饒なお味であり、舌に海馬に、ただならぬ幸福感を残した。(←どういう文体??)
 あえて粗くおろしてある大根おろしは、お店のはからいですね。
 あたしは、皮までしっかりいただきました。

「はまちのプールで泳ぎたい」
 に勝負できる表現を見つけるまで、まだまだほっけ行脚しなくては。
 ごちそうsummer!

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