馬頭琴を聴く


 仕事で、北九州市小倉に行った。
 この土地には、中学、高校時代の恩師や友人が住んでいる。
「センセイ、小倉に行きます!」
 とメールしたら、すぐにそのお返事。
「ねえ、ヒガシさん、馬頭琴聴く?」
「はい、聴きます!」

 とN先生、一週間の間に、ミニライブを企画してしまった!
 場所は、我々の同窓の先輩がやっている英国風レストラン「アンティ」。
 その二階に、30名ばかりのオーディエンスが集まり、馬頭琴コンサートが開かれたんである。
 





 男前です!
 演奏してくださったのは、去年、内モンゴルからやってきた留学生、唐柏樹さん、22歳。
 モンゴル名は、マイラスさん。姓と名の区別はないんだそうだ。
 馬頭琴とは、まさに頭に馬のしつらえがある楽器。
 2本の弦は馬のしっぽである。

 演奏が始まって、ぶっとんだ。
 その音色のまっすぐさ、大きさ。
 演奏技術もすばらしかった。
 例えば、「万馬奔騰」という楽曲。たっくさんの馬がいっせいに走る様子を表現した作品と説明があったが、西洋音楽ふうに言うところのスタッカートの奏法によって、勇壮な馬の群が目に浮かぶようであった。
 あれ、また聴きたいなあ。
 自分がチンギスハーンになったような気分でした。





 こちらは、フルスという中国雲南省少数民族に伝わる楽器。
 葦でできているんだそう。
 とても、まろやかな音色だった。

 マイラスさんは、あの有名なホーミーも聴かせてくれた。
 向こうでは、フマイ(呼麦)という。
 普段話すマイラスさんの声からは想像もできない、重低音が響き渡ると、英国風吹き抜けの家が、一瞬にして、モンゴル平原に一変した!
 ……とついつい作文も、大きくなってしまうほどのダイナミズムだった。
 ニッポンジンは島国の民、というけれど、生まれたときのお尻の青い痣が証明するように、モンゴリアンの血が流れている。
 DNAが、郷愁に打ち震えていたかもしれないなあ。
 とやはり作文が大きくなる。

 N先生、マイラスさんの”日本のマーマ”Nさん、
 とても貴重な機会をありがとうございました!
 写真送りますからね、待っててください。
 そしてマイラスさん、どうか日本で活躍してくださいね!

 ちなみにヒガシの中国語の自己紹介は、ほとんど通じなかった(涙)。かろうじて通じたのは、「どうぞよろしく」だけ。
 発音練習もっとしなくちゃ、だなあ。


 そしておまけ……。
 北九州空港から帰京する前に、わざわざ会いに行ったカレは――。






 仔牛じゃありませんよ。
 グレートデンの「ヤン」くん、5歳。
 体重60キロの甘えん坊。
 旧友家族が愛してやまない息子ちゃんである。
 手土産も持たず、「ヤンくん、見せて見せて」と押しかけ、ヒガシはどれだけ犬好きなん。
(昔を知る人には、信じられないでしょう)
 大きなわんこの愛らしさは、また独特。
 犬くさーいヤンくんをなでなでして実感したヒガシでした。

馬頭琴を聴く” への6件のフィードバック

  1. まちがいました
    2月21日の間違いです。ごめんなさい。
    小倉ステーションホテル7階
    ドゥ・ラ・ガール
    12時受付開始
    12時半~お食事の後、唐柏樹さんの演奏です。
    参加費は3000円

  2. はじめまして。
    素敵なコンサートになったのですね。
    わたしもまた、聴きたくなりました。
    マイラスさんのご活躍をお祈りしています。

  3. はじめまして。
    はじめまして.
    わたしも昨夜、唐柏樹さんの演奏を聴き魂が震えるようでした。
    内モンゴルから11年前やってきたジリムトさんと「スーホの白い馬コンサート」を企画したのですが、朝日新聞福岡県版に案内が載ったおかげで、N先生から前日お電話いただき、17日昼間のウエルとばたでの演奏会ではなく、夜のチャリティコンサートに、馬頭琴とフルスを持ってきて演奏してくださいました。
    2月28日には小倉ステーションホテル7Fでの演奏会が予定されているそうです。
    マイラスさんの馬頭琴で「スーホの白い馬」を読むのがわたしのゆめになりました。

  4. はじめまして
    先の5月に熊本県阿蘇郡高森町の別荘分譲地にて馬頭琴を演奏したモンゴルの青年と一緒にのみ馬頭琴の演奏を聴いた阿蘇の田舎物です。
    北九州出身で高森町在住で陶磁器絵付師のNさんから先生のことを お聞きしメッセージを送らせていただきました。
    私も馬頭琴の演奏に魅了された一人であり、私が住む熊本県阿蘇郡高森町色見(しきみ) 戸狩(とがり)区が管理する阿蘇の原野の中の牛の放牧場の中での演奏での感激を是非とも先生にも味わってもらいたかったな。と後悔も含めて思ってます。
    実際、素晴らしいさは聴けば聴くほど と 私なりに思ってますので。
    では、今回は これにて失礼します。

  5. はじめまして
    フルス、普及するといいですね!
    日本の楽器とのコラボもいいかも、と思いました。
    ブログ拝見していきます。

  6. フルス
    「さわやか まろやか いやし系!!!」
    中国で大人気のフルス。いい音色でしょう。これを日本で普及させようと、がんばっています。2~3年後にはあちこちで聴かれるようになるといいなあと、思いながら………。

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中